テープからCDへ、CDからDVDへ。メディアが新しくなればなるほど、記録されている”音の情報量”は増えています。耳に聞こえる低音、そして体で感じる超低音。今まで聞こえたこととのなかった音が、あなたのCD、DVDには含まれているのです。
通常のカーオーディオのシステムでは、再生されることなく終わってしまっている音。
体でリズムを感じたり、ボーカルの柔らかさを感じたり、もっと音楽を楽しむ上で必要不可欠なウーハーの特性から選び方までを御紹介します。
ウーハーといっても、さまざまなサイズ、さまざまな特性をもった商品が多数存在します。
どれでもつければよい、というものではなく、一番大事なことは、自分の聴く音楽にあわせる、又好みに合わせることです。
スピーカーの大きさによる、音の特徴。
購入可能なウーハーとして、16cm(6inch)~38cm(15inch)までのサイズがあります。
なぜそんなたくさんの?と疑問に感じるかもしれませんが、大きさによって、鳴るおとの印象は大きく変わってきます。
小さいサイズ=スピード感があり、歯切れがよくアタックの強い低音を鳴らすことに向いている。歯切れの良い低音によって、POPsやダンスミュージックに向いている。
大きいサイズ=スピード感、アタックは弱くなるが、もっと低い低域が再生可能。音全体がふくよかに、柔らかい印象になる。
ちなみに、12cmCD(CDシングルでない)の音を全て再生しようとすると、30cmのウーハーで再生が可能だといわれています。
純正オーディオのスピーカーサイズは
、大きくともせいぜい16cmぐらい。
どれだけ再生範囲が広いプレイヤー、クウォリティの高いアンプを増設しても、肝心なスピーカーにその能力がなければ意味はありません。
近年音のソースはCD、DVD等の豊富な情報量を持つメディアによってクウォリティはテープ時代と比べて飛躍的にアップしています。(純正品のプレイヤーであっても)
がしかし。。。。純正カーオーディオについてくるスピーカーそのものは、あまり進歩していなく、過去に決められたサイズ、又は過去と同じものが付いているに過ぎません。
良い音が鳴る可能性があるのに、鳴らせていない。もったいない話だと思いませんか?
ウーハの取り付け方によって変わる音の印象について。
大きく分けてウーハーの取り付け方法には、箱に取り付けしなくてはいけないものと、そうでないものがあります。
入れなくて良いもの。(FreeAirタイプ)
トランクルームを箱として利用するタイプのウーハー。車のトランクは密閉性が低く、スピーカーの動きによる空気の圧縮があまり行われないため、しまった音がならなくなり、全体的な低音の輪郭がなくなってしまいます。(もちろんその特性を生かしたシステムも存在するのですが!)現在は、あまり主流でなく、商品としてもあまり存在しません。
入れなければいけないもの。(BOXタイプ)
BOXタイプの手法としてはとてもたくさん種類があるのですが(8つぐらい)カーオーディオとして使用されているものとしては以下の2種ぐらい。
バンドパスBOX
特徴として、ポートと呼ばれる穴がBOXに開いています。
メリットとして、低パワーで低音の出力が可能となります。ということは、大きなアンプを増設することなくウーハーを増設できるメリットがあります。又、BOXに穴が開いていることによって、密閉性を調節しているため、構造上どうしてもBOXによってエコーがかかってしまい歯切れの良い低音は出ません。
しかし、決して悪いものではありません。
逆にその特性を生かすことによって、小さいサイズながら、ふくよかな低音を鳴らすにはもってこい!車だけにとどまらず、小さいけど、結構低音なるなーと感じる家庭用のコンポなどのスピーカーにも、この原理は積極的に利用されています。
シールドBOX
読んで字のごとく、密閉型のBOX。穴は開いていません。
スピーカーの大きさなどによって、BOXの大きさもかなり重要な音をコントロールする重要なポイントになってきます。
また、動かすために大きなパワーが必要となり、バンドパスボックスと比べると、大きなアンプを必要とします。
歯切れもよく、しまった低音を出すことができるため、また、BOXの大きさによってセッティングができるため、より音質にこだわったウーハーの追加が可能となります。
自分にあった商品と取り付け方法、セッティングを。
実際に商品選びをする際、ウーハーの取り付け、増設にはさまざまな方法があります。
現在付いているオーディオシステムとのマッチングやセッティングも含め、そのやり方は、本当にたくさんあります。
■ メーカー、商品にこだわりたい。
■ いやいや全体のバランス、セッティングを最優先に。
■ 純正のオーディオを利用しつつ、ウーハーだけ増設したい。
■ 耳で聞こえる音はもう解った。低音を体で感じてみたい!
当店のお客様の御希望も、ほんとうにさまざまです。
あれやこれやと試してしまう前に、
是非、店長まで相談してください。きっと最短で最善の方法が見つかります。
商品選びは自分にあったものを。
カタログを見て、スペック重視して高額なものが自分にあっているとは限りません。
現在お使いのシステムへ増設する場合、そのバランスも重要なポイントです。現在の音のなかで”鳴っていない低域を補う”それがサブウーハーです。
又、
いろいろな、食べ物がある中で、おいしい!と感じるものは人それぞれです。
音だってそうなんです。感動する内容は人それぞれ。自分にあったものを探すことを、店長に相談してください、そして選んでください。